バックステージ クイズ ☆
舞台裏からお届けするクイズコーナーです!
←これは
袖まくり
ですが
Q. 2 この黒い幕の名前は ?
正解は…
袖まくり
ではなく
腕まくり
でもなく
袖 幕 (そでまく)
袖幕は舞台の両端に吊ってあり、照明機材やスピーカー、スタンバイしているセット、出演者、スタッフなど、様々な舞台裏を隠しています。
客席から見たときの横幅を間口(まぐち)といいますが、カーテンのように開き具合を調節することによって、舞台の間口が変化します。
バトンに直接吊って固定するものや、レールと一緒に吊り ロープで調節できるものもあります。
レール式の袖幕の仕組み(下手側)
重りの砂袋によって、舞台上で操作できるようロープが垂れてきています。
通常 舞台センター側のロープを引くと閉まり、袖中側を引くと開きます。
垂れたロープ同士がシュガーツイストのようにねじれているときは、ほどかないと逆になることがあります。
上手側の袖幕は左右反転した仕組みです。
袖幕 と 割り幕
袖幕は前から順に、1袖、2袖、3袖…と呼びます。
前から見ると同じものに見えますが、中には引き割り幕と言って、間口の全面閉め切れるものが潜んでいたりします。
その場合厳密にいうと、1袖、1割、2割、2袖…のような順番になっていたりと、ホールによって違い、また そのときの舞台装置に合わせて吊り替えたりもします。
全面閉め切れるので、背景幕として使ったり、割り幕奥のセットチェンジを隠す、センター部分から人や物の出入りに…など、色々な使い方ができます。
引き割り幕の仕組み
片側に垂らしたロープで、上下(かみしも)両側の開閉が同時にできます。
下手分のレールと上手分のレールが、閉め切ったとき 上手の幕が前に被り、センターから上下対称になるように吊られています。
『黒』は、舞台では見えていても”見えないもの”として扱われることが多い色です。
黒い 袖幕や割り幕は 目立たないながらも、観客が舞台に集中できるよう、いつも舞台を引き立ててくれています。
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