バックステージ クイズ ☆
舞台裏からお届けするクイズコーナーです!
Q. 3 これはなんでしょう ?
白くて小さな 紙。
“紙” なのですが…
この 白い小さな紙 を 舞台で見たとき、
「紙」だと言う人は少ないのではないでしょうか。
この 薄くて白くて四角い “紙” の正体は…
舞台に降る 紙の 雪 です!
まさか「紙」なのに「雪」と呼ばれることになるとは「紙」も想定外だったことでしょう。
本物の雪は結晶の形が121種類もあるそうですが、舞台で降る紙の雪は正方形。
桜の散り花だと桃色になり、花びらの形をしていたりします。
降らせるネタの種類は多種多様になって来ていて、金銀、カラフルな紙吹雪、薔薇のような赤い花びら、造花の紅葉など、これからもどんな新ネタを見られるのか楽しみです。
そんな雪や散り花、紙吹雪を降らせるには、
雪布・雪ネット・雪かご…等 いくつか方法がある中、
今回は 雪ネット をご紹介します!
雪ネット 展開図
雪ネットは、上から 黒布 → ネット → 黒布 になっています。
上端は乳紐でバトンに固定します。
下端にはパイプや木材を通します。
滑車もバトンにしっかりと固定し、引きロープを通して引っ張っても落ちてこないようにします。
引きロープの片側は下端に結び、バトンへ垂直に伸ばした位置の滑車を通します。
袖中の 引きロープを操作する位置 の真上になる滑車を通して、舞台上からでも引ける長さにしておきます。
雪ネットの大きさに合わせて、滑車やロープの数は増減します。
雪ネット 側面図
ネットの下の黒布を、雪が入れられるよう水平に折り返した高さで、バトンと下端をロープで何点か繋ぎ、雪を入れます。
引きロープを引くとネット部分が下に来て、雪が落ちて来ます。
引き具合を調節しながら、キッカケや演出に合わせて操作します。
今年の冬は福岡でもよく雪が降りました。
スマホカメラでも、100均のマクロレンズを着けると 雪の結晶が撮れる!らしく、
挑戦したものがこちら↓
すぐに溶けてしまい、ピントも合い辛いのですが、いくつか結晶らしい形も確認出来ました❄️
舞台の雪は四角い紙ですが、本物にも劣らないほど綺麗な雪だと感じられる舞台を、演者さん、裏方さんとも力を合わせて創っていけたらと思います。
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